Ryukyu Underground / 琉球アンダーグラウンド
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琉球アンダーグラウンド
アーティスト:Ryukyu Underground 販売元:リスペクトレコード 発売日:2002/03/27 Amazon.co.jpで詳細を確認する |
これまでも民族音楽とブレイクビーツとかを合わせる音楽は色々とありました。Asian Dub Foundationもそうだし、DJ SHADOWはコンドルは飛んで行くをネタに使ったり(あれ?それはこの盤より前か?)、Masters at WorkやTim Deluxeもやってます。一時期ラテンハウスって流行りましたし。しかし沖縄は手つかずでした。 そんなこともあり、まあ出るべくして出たと言うのが正しいでしょう。この盤は2002年発売、2002年と言えばW杯でアルゼンチンが応援歌に島唄を使ったり、モンパチが200万枚売れたり、HYが流行ったり、またオレンジレンジが出てきたのもこの頃でしょうか。スーパーモンキーズからSPEEDのアクターズ旋風以来の沖縄ブームが来てたような気がします。ちなみにAIR JAMに喜納昌吉がでたのは2000年だったか。ところでライナーで知ったんですが、喜納昌吉ってルアカ・ボップからアルバム出してたんですね。びっくりしました。
中身の方ですが、ブレイクビーツに三線を始めとする沖縄音楽が乗っている感じです。ブレイクビーツは比較的ダークだけれどアンビエントなドラムンベース(プログレハウス?ハードハウス?)っぽいトラッックです。しかし、やっぱり少し重いかな、というのが正直な印象です。個人的な好みだけど、沖縄音楽はもっとハッピーであってほしいと思います。沖縄はアメリカの占領下にあった歴史などもあり悲しい歌詞の歌も少なくないのですが、音自体は決して暗くなく、むしろ沖縄の気候を感じさせる温かみがあると私は思います。
つまりはこのアルバムは沖縄を少しオシャレに位置づけ過ぎたのではないかと。すごく頑張っているのは分かるけど、クラブ受けしそうだけど、ダビーだったりして気持ちいいんだけど、やっぱりオシャレ過ぎる。ドラムンベースとかもかなり良い音は出ていますが、それはクラブミュージックとしての視点からの評価であり、ワールドリスナーの視点としては打ち込みが電子的に過ぎる。融合してないんです、沖縄とクラブミュージックが。沖縄音楽の良さが消えて完全に打ち込みに負けている。あとエフェクトかけ過ぎ。
それぞれの曲は時にアブストラクトヒップホップ風でもあり、音(三線)の重ね方やタイミング、リズムの取り方が面白かったり。アンビエントでエレクトロニックであったり。ぐわんぐわんしたデジタルなダブだったり。面白い事は面白いです。沖縄とクラブの合わせ方(手法)なんかも含めて楽しめます。 私が一番好きな曲は6. Kokusai Dori Dub。沖縄音楽の合いの手(「ハイ」とか)がワンショットで使われていて面白かったです。この曲はダブだけどキャッチーで、比較的聴きやすかったです。AsianDubFoundationが、沖縄音楽を使ってダビーに仕上げろと言われたらこんな曲作るんじゃと思わせる様な曲です。
しかし、気持ちいいんだよなあ。融合してない気がするんだけど。ちなみにこれはファーストで、既にセカンドも出ていたと思います。聴いてないんですが。もしかしたらセカンドはもっと融合しているかも。期待したい所です。
☆☆☆
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