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Revelling Crooks / From Heaven into Hell

From Heaven into Hell From Heaven into Hell

アーティスト:Revelling Crooks
販売元:Weltwunder
発売日:2004/07/05
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ドイツのバンドです。ジャケを見て下さい。惹かれますよね?何かやってくれそうです。(まあ歌詞カードとか裏ジャケとかの写真がドットが見えるほど荒いんですが気にしないでおきましょう。)そして彼等はジャケのイメージ通りのごった煮感満点の音をやってくれてます。
お約束の構成を。ドラム、バンジョー&マンドリン&ギター、ギター、バイオリン、アコーディオン、ベースにサポートでベース、ボーカルっぽいです。表記が分かりにくくてちょっとみたいな所はありますが、多分コレでいいと思います。多分ベースはウッドベースだったりします。

このアルバムは正にトラッドパンクど真ん中ストライク的な内容です。The Poguesにロマ(ジプシー)とユダヤを加えたような音をしています。イメージで語りますが、東欧の結婚式パーティーで酔いどれた奴らが演奏してて、これまた酔っぱらいまくった老若男女が楽しそうに踊っているようなご機嫌なフォークダンスナンバーです。どうしてもアキ・カウリスマキ監督のレニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカと重なってしまいます。もちろん良い意味でですが。ジャケットの写真もそんな感じだし。どうして東欧のおっさんはこんなにかっこいいんだろう(このバンドはドイツだけど)。

このバンドの一番の特徴は曲構成の上手さだと思います。個々の楽器やボーカルのポテンシャルは勿論とても高いものがあります。特にボーカルの酒焼けしたような声は、優しくて色気があって哀愁があってと素晴らしいものがあります。ジョー・ストラマーやボブ・マーリーに通じるかっこいいボーカルです。しかし、それ以上に素晴らしいのは音の(楽器の)重ね方や繋ぎ方です。やはりバンドである以上、曲の中で楽器一つが良くても曲全体が良くなければ完成度は低くなります。

その点このバンドの曲展開やアレンジのレベルは非常に高いと思います。各メンバーが自分の楽器の事を良く知っていて、出る所と引く所を弁えてる印象を受けます。その結果として曲全体の完成度が高いものとなっているのではないかと思います。

アルバムの内容は先にも書いた通りトラッドパンクですが全体的には東欧寄りの曲が中心です。また全体的に速めの曲をやってます。しかし詳しい事は知らないんですが、東欧って裏打ちが伝統的なんでしょうか、裏打ちの曲が目立ちます。露骨に裏打ちでない曲でも、アコーディオンがフォンファ、フォンファと裏打ちリズムで演奏されているので、私はスカパンクと近いものを感じます。
このアルバムは民族音楽に抵抗がある人でもBRAHMANが聴ける人ならば聴きやすいと思います。むしろBRAHMANが好きな人にはこういった音楽を聴いてほしいと思います。

☆☆☆☆☆

最後にこのアルバムのバウンスでのレビューと、試聴もできるRevelling Crooksのオフィシャルサイトを紹介しておきます。

bounceレビュー
http://www.bounce.com/review/recommend.php/10662
Revelling Crooksオフィシャルサイト
http://www.revellingcrooks.com/


 

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世界のJ-POP

今回はレビューではなく小ネタを一つ。
これもまたワールドミュージックかもしれません。
日本の有名曲がスペインでカバーされました。まあカラオケみたいなものですが。


こちらからどうぞ

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マゼンタ / swoosh

マゼンタ マゼンタ

アーティスト:swoosh
販売元:アールディー レコーズ
発売日:2001/02/07
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いやあ、久々にジャケ見たけどやっぱりかっこいい。輪郭線を取るスケッチ、版画風です。格子のファサードの連続感。民家の町並み。そしてパースが効いてる。いわゆる一点透視ってやつですね。中央付近に描かれている暖簾に何気に「POP」ってあるんですけど、webの写真じゃ分からないですかね。ちなみに裏ジャケはこれのネガになってます。it's手抜き!でもかっこいいから許す。

まあジャケはいいとして、中身の方を。
メンバー構成はボーカル&ギター、ギター&コーラス、ドラム&コーラス、ベース&コーラスでサポートにキーボードです。まあ基本構成はビートルズなんかと同じでオーソドックスなロック的構成です。と、一見何の変哲もないかに見えますが、ギター以外の3人はClock systemのメンバーそのまんまなのです。つまり『swoosh=Clock system + ギター&コーラス』なのです。もうね、何でClock system解散したのかよく分からない。そのまんまで良かったじゃないという具合です。ちなみにClock systemは98年頃に活躍したギターポップ寄りのメロコアバンドです。こちらもなかなかかっこいいので聴いてみて下さい。(中古で300円くらいで売ってます)

swooshの音の方はというと、帯には「孤高のギターバンド・スウォッシュ。フックのきいた風情漂うパワーポップナンバー4ソング。全パワーポップファン必聴のニューシングル!!」とあります。パワーポップ、うん確かにそうなんだけど、エモーショナルを付けて欲しい。エモーショナル・パワーポップ。

『エモコア+パワーポップ』っていうのがしっくりきます。とにかく青いんです。放課後の教室みたい。青春の青さ、若さからくる情熱的な感情的な楽曲。泣きメロってやつです。ただしK.O.G.A.のような爽やかパワーポップではない。暑苦しいほどにエモーショナル。ほとばしる情熱。っつーかボーカル歌ってる時、涙目になってそう。

とまあ、青春パンク的ではあるんですが、歌詞が英詞だからすんなり聴ける。青臭い歌詞を、英詞にして誤魔化すいわゆるハイスタ手法ですが。


Clock system同様にswooshも中古で安く売ってるので探してみて下さい。このCDなら200円くらいで売ってそう。でも中身はそんな安いものではありません。

☆☆☆☆


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Stompin' On Down Beat Alley / Tokyo Ska Paradise Orchestra

Stompin' On Down Beat Alley (CCCD) Stompin' On Down Beat Alley (CCCD)

アーティスト:東京スカパラダイスオーケストラ
販売元:エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
発売日:2002/05/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは名盤です。スカパラがいいバンドである事は説明するまでもないかとも思いますが。これほどワールド色(世界の音楽という広義でのワールドです)が強いのにオリコン常連であるというのも凄い事です。確かにモーニング娘。もワールド色は強いのですが、ここまでコテコテではありません。まあ日本人は基本的にスカが好きなのかもしれません。CMなんかでもよくスカが使われてますし、あのアニソン・クラシックとして名高いパーマンのエンディングテーマもサビ(パ、パ、パ、パ、パーマンは、そこにいる〜の部分)がスカです。

このアルバムはスカパラ歌もの3部作が入っています。

まず奥田民生の「美しく燃える森」。奥田民生はクセの強いボーカリストだと思ってたんですが、意外とスカパラの中に自然に溶け込んでいます。ベタベタなスカパラサウンドと上手い事バランスの取れた楽曲に仕上がっています。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケの「カナリヤ鳴く空」。これはチバの特徴的なボーカルが前面に出ています。何でしょう、この曲は昭和の香りがします。チバの哀愁のこもった色気のあるボーカルに、ムード歌謡を感じるスカパラの演奏が化学反応を起こしていると言えそうです。

ORIGINAL LOVE田島貴男の「めくれたオレンジ」。やっぱり田島はエロい。ねちっこいボーカルです。スカパラよりも勝っています。いや、かっこいいんです。かっこいいんですけど、やっぱりねっとりしてるという、胃もたれ感はあります。

その他の曲は、のんびりゆったり心地よく、爽やかさ満点で氷結果汁のCMにも使われた「Call From Rio」、ハチャメチャ疾走ノリで押し切れ「(We Know It's)all Or Nothing」、オーセンティックスカを臭わせる「Skull Collector」、男臭くもポップでノリノリ「Down Beat Stomp」、ノスタルジックで渋さ満点、乾いた空気がかっこいい「暗夜行路」などなど聴きどころ満載。


 

ここまで最大限の讃辞を並べてきました。ええ、確かにこのアルバムは曲の内容に関してはかなり満足です。おなかいっぱいです。もう食べられません。
しかし、しかしなんですよ。発売元がavexなんです。どういう事かと言うとCCCDです。これはいけません。パソコンで聴けません。抜け道はありますが、普通にしていたら(特にwindowsでは)iPodに入れられない訳です。それどころかWindows Media Playerにも入れられません。CCCD、これだけで不買理由になり得ます。評価はCCCDってだけで50%offです。よって

☆☆



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