« Growing Up / Hi-Standard | トップページ | Stompin' On Down Beat Alley / Tokyo Ska Paradise Orchestra »

Higher Octave World / P18

Urban Cuban Urban Cuban

アーティスト:P18
販売元:Higher Octave World
発売日:1999/10/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

元MANO NEGRAです。MANO NEGRAではキーボードをやっていたトム・ダナール。ユニット名のP18とはパリ18区を意味するらしいです。
P18はIRE IRE、RED SET、DJの3つのグループから構成されています。各グループについて。

IRE IRE:キューバ人で構成されたグループ。メイン2人にコーラス4人、6人のダンサー、5人のパーカッションという構成。

RED SET:キーボード&サンプラーのトム・ダナール(元MANO NEGRA)、パーカッション(元MANO NEGRA)、ギター、ベース、ボーカル&コーラス&ダンサー、トランペット、トロンボーン(元MANO NEGRA)、サックス

DJ:SREE DJ

となっています。IRE IREはキューバのミュージシャンが中心です。
P18の音は「未来的なサルサ」と称されているらしいです。
以上、ここまでがライナーからの情報です。

P18の凄い所は音がかっこいい所です。これだけだと「は?」という反応が返ってきそうなので詳しく書きますと、バンドの音も打ち込みの音も、単品にしても聴くに堪える代物であるということです。
このユニットはドラムンベースの打ち込みとラテン系生音を合わせた、広義のミクスチャーです。私はこのドラムンベースというジャンルとブレイクビーツというジャンルの違いがよく分からないのですが(ブレイクがループという手法だということは知ってるけどジャンルとしてのブレイクが何を指すのか分からない)、打ち込みのレベルは分かります。まあ、最初にP18を聴いた頃は打ち込みの事は分からなかったんですが、Squarepusherやmanitobaなんかを聴くようになって耳が鍛えられたおかげで打ち込みの善し悪しというかレベルというか、一般的に安っぽい打ち込みと言われるものとそうでないものの区別ができるようになりました。そして言える事はP18の打ち込みは安っぽくない、というか『ちゃんとしている』という事です。
大抵ワールド畑の人が打ち込みをやると安っぽくなるんです、打ち込みが。女子十二楽坊なんかも生音だけならかっこいいのに、変に打ち込みを入れたせいで台無しになっていると思います。

しかしP18の曲はドラムンベースというジャンルの中に入れても遜色無い出来です。これはきちんとメンバーにDJを入れているからだと思います。まあ今聴くと、昔のケミカルみたいでダサいと感じられる曲もありますが、1999年リリースなので大目に見てあげましょう。

またバンド音の方も元MANO NEGRAだけあってワールドやロックのリスナーも納得の出来です。ラテン、サルサのみならずダブ、レゲエも聴けます。ホーン系も色気のある良い音が出ています。

9曲目のMi Cubaがサルサ、ダブ、ドラムンベース、うさん臭いボーカルが全て昇華されていて一番面白いと思います。


☆☆☆☆


« Growing Up / Hi-Standard | トップページ | Stompin' On Down Beat Alley / Tokyo Ska Paradise Orchestra »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/47303/784931

この記事へのトラックバック一覧です: Higher Octave World / P18:

« Growing Up / Hi-Standard | トップページ | Stompin' On Down Beat Alley / Tokyo Ska Paradise Orchestra »